フラガール ★★ [movie ★★]
<2006年:日本>
2006年度の各映画賞を次々と獲得した映画が、劇場公開からわずか1年でTV放映されました。
こんなに早く放映されると、DVDを購入した人やレンタルで最近観たという人から苦情が来ないのでしょうか。
最近の邦画はほとんどこのパターンですので、視聴率の稼げるうちに放映しておこうというTV局側の思惑の方が強く働くのでしょう。
「ALWAYS 三丁目の夕日」と同様に昭和30年代が舞台ですが、ALWAYSが発展めざましい東京を舞台にしているのに対しこちらは廃山寸前の炭坑の町が舞台と非常に対照的です。
主要な登場人物の多くが実在の人物をモデルにしていますが、フラダンスを教える先生が借金取りに追われているのは実話ではないとのことですので、どうしてそんな話にしてしまったのでしょう。
映画のテーマが「再生」とは言え、実在する主役の人生をそこまで変えてよかったのでしょうか。
岸部一徳が出演していると、いつ悪いことするんだろうと思いながら観てしまうのは私だけではないと思います。ご本人には悪いですが、唯一のミスキャストのように思いました。
公式HP はこちら。
『フラガール』を支えた映画ファンドのスゴい仕組み (角川SSC新書 (008))
- 作者: 岩崎 明彦
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/10
- メディア: 新書
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