エアフォース・ワン ★★

<1997年:米国>

ハリソン・フォードが演じたジャック･ライアンが大統領になって自ら直接テロリストと対決することになったら、
という感じの映画です。


この作品の大統領の名前はジェームズ・マーシャルと全くの別名ですが、ファーストレディである奥方の雰囲気はどことなくパトリオット・ゲームと今そこにある危機でキャシー･ライアンを演じたアン･アーチャーのようですし、娘が1人いるという設定もジャック･ライアンものから引き継いでいます。


本作の大統領は軍隊出身という設定ですし、インデペンデンス・デイでの大統領も同様で、軍人の英雄が米国では大変に尊敬されていて、また上に立つ人間こそ自ら先頭に立って戦うという筋立てこそがアメリカン･ヒーローなんだな、と再認識させられる作品です。

テロリスト役を演じているのは、切れた演技をさせたらこの役者にかなう人はいないと思わせるゲイリー・オールドマンです。
最近は悪役のオファーを断り続けているようですが、いつかまたレオンやフィフス･エレメントで見せた狂気あふれる最高の悪役の演技を見せてもらいものです。


Trailer ↓

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コメント 8

映画館ではとても楽しく観たものです。結構ハラハラどきどきさせられますね。ただこの作品ではCGによる特撮が少し目について、それが画面でわかってしまうことでの興ざめ感が後半あり、ちょっと残念な作品だったなと思います。
by MK (2009-10-25 18:36) 

MKさん、お久しぶりです。
おっしゃる通りクライマックスの飛行機のシーンは、当時として目いっぱいだけど作り物感たっぷりの特撮という感じですね。
今ならもう少しリアルにできたかもしれませんが、映画とは言えエアフォース・ワンを墜落させるのは問題があり、わざわざ特撮っぽくしたのかもしれないですね。
（そんなわけないですか）
この位の時のハリソン･フォードにレイダースの続編に出てもらいたかったなと思うぐらい、アクションシーンにもキレがあると思います。
by u4 (2009-10-25 23:06) 

確かにハリソン・フォードは俳優としての若い魅力がギリギリ出ていた頃かもしれないですね。

気になったCGはクライマックスもそうなのですが、実はその前に戦闘機がエアフォースワンの周囲に集まってきた時に、その戦闘機のジェット噴射の噴射口にカメラが回った画を見て、これは明らかに嘘だ！ってなんだか気持ちが冷めてしまったのです。もうちょっとリアリティのある映画だと思って観ていたからかもしれません。
by MK (2009-10-26 00:34) 

MKさん、そういうシーンもありましたね。私はあまり気にしていませんでしたが、指摘されるとなるほどと思います。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』はオチにもがっかりでしたが、ハリソン・フォードがあまりに老人になってしまっていたのが一番残念でした。
by u4 (2009-10-27 22:28) 

ハリソン・フォードもそろそろイーストウッドのように渋みを増した年齢相当の役どころを演じて欲しいですね。

その意味では一番新しい「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」は非メジャー作品ですが、あえて出演したようで、ちょっと新機軸を打ち出そうとしているのかもしれません。
by MK (2009-10-27 23:23) 

MKさん、おっしゃるとおりです。
イーストウッドのように何かよい枯れた役どころを得られればいいのですが。
by u4 (2009-11-07 22:32) 

イーストウッドは自分で監督できる強みがあるかもしれませんね。
by MK (2009-11-08 02:06) 

MKさん、こんばんわ。
チェンジリングのような濃密な作品を作れるイーストウッドは、監督として自分の生かし方がよく分かるのでしょうね。
by u4 (2009-11-15 22:10)