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阿修羅城の瞳 ★ [movie ★]

<2005年:日本>

アカデミー賞の受賞で一躍日本を代表する監督となった滝田洋二郎監督が、おくりびとの2作前に取り組んでいた本作。
作品としては、その前に監督をした陰陽師の流れをくむ和製SFファンタジーといったものです。
VFXを多用していますが、それに頼りすぎていてアクションシーンがしょぼすぎます。
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一番のクライマックスが宮沢りえと市川染五郎のほとんど特殊効果なしのチャンバラですから、しりつぼみもいいところです。
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一方、出演者は大変豪華な感じなのですが、その理由はもともとが劇団☆新感線の舞台で『阿修羅城の瞳 BLOOD GETS IN YOUR EYES』だったからのようです。
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主演の市川染五郎は同舞台の再演、再々演での主役から唯一そのままキャスティングとなっています。
映画で宮沢りえの役だったつばき役は、劇団での再々演時には天海祐希だったようですので、最後の決闘シーンは映画以上にダイナミックなものだったのではと想像されます。
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映画よりも舞台で観た方が面白いという典型的な作品なのかもしれません。
好きな俳優が出ているといった理由があれば、それなりに面白いかもしれませんが。

Trailer ↓




阿修羅城の瞳〈2003年版〉 (K.Nakashima Selection)

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  • 作者: 中島 かずき
  • 出版社/メーカー: 論創社
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 単行本



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ナイト ミュージアム ★ [movie ★]

<2006年:米国>

CGが大活躍の映画なのかなぁと思っていたら、実写の重ねによる昔ながらの特撮(ミニチュアのパノラマ)、ただの着ぐるみ(コロンブス)、はてはコスチュームだけの人と、かなり安上がりに製作(撮影)された感じの映画でした。
Night.at.the.Museum.02.JPG
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動物もほとんど実写と思われ、あきらかにCGなのは走り回る恐竜ぐらいではないかと思いました。
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登場人物は米国映画によくある、
離婚した夫婦→大抵男がダメ人で、女はしっかり者(24に出ていた人です)
小学生ぐらいの子供がいる→お父さんが好きだが、情けない姿にやや嫌気が出てきた
というパターンです。

今までありそうで無かった、夜の博物館で色々な展示物が動き出すという映画を、まぁそれなりに面白く作ったとも言えます。
2が製作されるほどなので、米国でもスマッシュヒットしたのでしょうが、2の写真を見ると相変わらず着ぐるみやコスチュームでの登場が多そう↓なので、低予算でスマッシュヒットという狙いは継承されているのかもしれません。
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過度な暴力シーンや性的シーンもないので、小さなお子さんと安心して観ることができる作品です。
Trailer ↓


2のTrailerも ↓



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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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  • 作者: マイケル・アンソニー・スティール
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/08
  • メディア: 単行本



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スターシップ・トゥルーパーズ ★ [movie ★]

<1997年:米国>

この映画の製作意図は何なのかなぁ?と思ってしまう映画です。
この前年に製作されて大ヒットしたインディペンデンス・デイとつい比べてしまうのですが、スケールやディテールの作りがB級すぎます。

エイリアン(といっても昆虫)の動き回る様子などは、インディペンデンス・デイよりもよくできていると思える位なのですが、実写中心のシーンになるといきなり安っぽい感じになってしまいます。
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原作はヒューゴー賞を受賞した「宇宙の戦士」(R.A.ハインライン)の傑作SFなのですが、SF映画の本筋から見れば不必要とも思われるヌードシーンもあり、また通常の今までの放映ではカットされていたという生物の解剖シーンや残虐なシーン等も含めて、今回の深夜枠の放映では(多分)ほぼノーカットで放映されていたと思われます。
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残念ながら、原作に描かれているパワースーツは登場せず、そこまで予算がなかったのかな、等と憶測してしまいます。

1997年というと、あのタイタニックがロングラン大ヒットした年であり、昆虫エイリアンものではメン・イン・ブラックという傑作も公開されていただけに、この製作意図の伝わらない(米国の帝国主義を批判する目的だったらしい)映画は当然ながらスマッシュヒットにもならなかったわけです。
(ちなみに1997年は日本では「もののけ姫」という大ヒットがありました。

観終わってから、何が安っぽいのかなぁと考えてみると、よくできたCGと安っぽいステレオタイプなSFのセットや軍人の演出がディズニーランドのアトラクションのようにしか思えないという結論になりました。

Trailer ↓


上記通り軍隊の行動などを非常に分かりやすくステレオタイプに描いている(本来は批判が目的)のですが、そのため軍隊で使われる英語表現などが分かりやすくちりばめられています。
そういった意味では、軍事関係の英語教材になるかもしれません。
例えば「プライベート・ライアン」という映画の「プライベート」とは何を意味しているかといったことなどは、この映画ですぐに学ぶことができます。

映画は不発でしたがその後2と3が製作され、米国は戦争映画が好きなんだなぁ思わずにいれません。


スターシップ・トゥルーパーズ [Blu-ray]

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大阪弁吹き替えの変な映画(2本) ★ [movie ★]

最近、深夜に放映されていて、録画して観てみたところ、大阪弁で吹き替えられている変な映画に2本もあたってしまいました。
いわゆる大阪吉本の芸人さんが吹き替えをされているのですが、なぜに大阪弁なのでしょう?

最近のヒット作でアニメのシュレックがダウンタウンの浜田雅功氏によって吹き替えられていて、それはそれでいい味が出ていたように思いますが、今回紹介する2本はかなり変でした。

1本目はティム・バートン監督のホラー・コメディー映画、"ビートルジュース"です。
beetlejuice (1).jpg
主役のビートルジュースは変人役者マイケル・キートンが演じているのですが、この吹き替えをなんと西川のりお氏がやっていました。プロデューサーは何をしたかったのでしょうか?
周りが真っ当な声優さんたちだったので、西川のりお氏の吹き替えだけが異様な感じでした。

2本目は"Mr.ディーズ"という米国ではかなりの人気俳優アダム・サンドラー主演のコメディー。
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こちらは主役などに中川兄弟が吹き替えをしていました。
"ビートルジュース"はまだお化けで変なメイクでしたが、"Mr.ディーズ"はコメディーとは言え普通に演技しているわけですから、なぜに大阪弁なの(映画では田舎者という設定)?という疑問と、いちいち「鬼のように、、、」という形容詞がつくのか最後までなじめませんでした。
↓ この足フェチの執事が実は、、、
tn2_mr_deeds_2.jpg

もしかして2作とも関西ローカル向けに製作した吹き替え版が面白いから関東でも流してみようとなったのかもしれません。
DVDで同じ吹き替えがされているのかは全く分かりませんので、悪しからず。
(両方とも強いて評価すれば★です。)


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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD



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レディ・イン・ザ・ウォーター ★ [movie ★]

<2006年:米国>

自身の大ヒット作「シックス・センス」をいつまでも超えることができないM・ナイト・シャマランの大失敗作と言われている本作。
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作品ごとに評価を落としていく同監督ですが、本作はどうでしょうか。

時代を超え、文化を超えた壮大な背景の話なのですが、舞台はずっとアパートの中だけで進みます。
この時点で題材と演出(脚本?)に大きなギャップがありすぎです。
海からやってきたとされる精はプールから登場して、しかも何も不思議なパワーを見せることすらありません。
(ただ予言したり、蘇ったりはありますが)
去っていた後、世界はひとつにまとまるということですが、映画は去って行って終わりです。

M・ナイト・シャマラン監督作品だから周りが期待しすぎて駄作評価になるのか、監督が誰であろうと駄作なのか?
私は後者の立場です。
シックス・センスのようなびっくりするようなラストシーンもなければ、感動もありません。
何かあるだろうと期待していると、何もなく終わってしまいます。

M・ナイト・シャマランは自身の映画によく出演しますが、はっきり言って出ないほうがいいですし、今後は監督業もあきらめて脚本などに集中した方が期待できるように思います。

Trailer ↓


レディ・イン・ザ・ウォーター [Blu-ray]

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レディ・イン・ザ・ウォーター 眠れないベッドタイム・ストーリー

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  • 作者: M.ナイト・シャマラン
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2006/09/21
  • メディア: 大型本



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WASABI ★ [movie ★]

<2001年:フランス>

製作リュック・ベッソン、監督ジェラール・クラヴジックというTAXi2、TAXi3と同じコンビでありながら、面白い作品に仕上がっていません。
日本では広末涼子、そしてジャン・レノが主演ということで話題になった記憶がありますが、広末涼子の演技は「おくりびと」での演技には程遠いです。
せっかくジャン・レノを迎えながら、レオンのような名作にはなりませんでした。
やはりナタリー・ポートマンは凄い女優なのだなぁ、とこういう駄作との比較で再認識することができました。
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日本のシーンで琴と尺八のBGMになると、日本の観客は白けてしまうと思うのですが、今でも外国の観客はこういったステレオタイプのBGMでしか日本を認識できないのでしょうか。
ジャン・レノのキャリアの中で、Godzilla(ゴジラ)とともに駄作の1,2位と位置付けられる作品ではないでしょうか。
面白いのは、日本に来るまでのフランスでのシーンまでです。
Trailer ↓


WASABI [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: DVD



WASABI ― オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2002/01/23
  • メディア: CD



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キトキト! ★ [movie ★]

<2007年:日本>

★評価ですが、決してつまらない映画というわけではありません。
むしろ"スーパー智子ちゃん"を生き生きと演じる大竹しのぶの名女優ぶりや、富山弁によるテンポよい会話によって結構面白くできていると思います。
「キトキト」とは富山弁で"生きがいい”という意味だそうですが、映画の中でその生きのよさを表せているのは大竹しのぶだけで、他の俳優は大竹しのぶに引っ張られて頑張ったという感じですので、そのあたりがやはり物足りませんでした。
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娘は家出(駆け落ち)してホステスに、息子は高校を中退してホストにそれぞれなってしまうのですが、そのあたりから筋書きが読みやすくなってしまいます。
(富山での生き生きとしたて展開に比べ、東京での展開は薄っぺらく感じました。)
大竹しのぶとがっぷり四つに組める配役があれば、きっともっと面白い作品になったのではないでしょうか。
本作の監督・脚本を手がけたのは、井筒和幸監督の『ゲロッパ!』や『パッチギ!』で助監督を務めた吉田康弘氏ということですので、初作品としては上出来かもしれませんが、今後の活躍に期待したいと思います。
個人的にはもっと伊藤歩の出演場面を多くして欲しかったです。
予告編 ↓


キトキト!

キトキト!

  • 作者: 吉田 康弘
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本



キトキト! [DVD]

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD



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オリヲン座からの招待状 ★ [movie ★]

<2007年:日本>

宮沢りえが出演していた「父と暮せば」がなかなか良かったので、この映画も期待して観ました。
「たそがれ清兵衛」や「父と暮せば」で女優として素晴しい演技をした宮沢りえですが、最近とても気になるのは痩せ過ぎという点です。
本作でも腕の細さや首筋の出方が映像的に酷く感じてしまいました。
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肝心の中身ですが、どう見ても17歳のすきっ腹には見えない青年がやってきて、いきなり「写真(=映画)が好きです」と頼み込んで映画館に住み込み始めてしまうのは、あまりに安直な始まり方です。
シネマパラダイスの日本版という評価もあるようですが、それは古い映画館が閉鎖されるという時代の流れの部分だけで、こちらは中途半端な恋愛(純愛?)映画となっています。
宮沢りえなり、出演者に好きな俳優がいないと、多分途中で飽きてしまう作品です。
素晴らしい俳優、それなりに凝ったセットを揃えているだけでに、脚本と演出に残念な感じが残りました。
Trailer ↓



オリヲン座からの招待状 [DVD]

オリヲン座からの招待状 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD



映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック

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  • アーティスト: サントラ,上原ひろみ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/10/31
  • メディア: CD



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ウーマン・オン・トップ ★ [movie ★]

<2000年:米国>

一時はトム・クルーズをも虜にしたペネロペ・クルスですが、正直なところその魅力はよく分かりませんでした。
ところが何気なく観たこの映画で随分と印象が変わりました。
この作品、とにかく何か面白いところというのがほとんどなのですが、ペネロペ・クルスの美しさにはびっくりです。
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そして(多分ですが)、彼女のつたない英語も米国人にとってはたまらない魅力なのではないかと思えました。
(以前、NHKの英語教育番組で、某有名メタルバンド出身のギタリストが「ネイティブでない人のつたない英語はとっても可愛く聴こえる。」と言っていたのを思い出しました。)
挿入歌というか、映画内で歌われるボサノバの音楽はなかなか心地よいので、真剣に観るよりもペネロペの容姿と音楽を楽しむという目的で観る分にはなかなかよい映画かもしれません。
Trailer ↓


Woman On Top (1999 Film)

Woman On Top (1999 Film)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Classical
  • 発売日: 2000/09/14
  • メディア: CD



ウーマン・オン・トップ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD



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イントゥ・ザ・サン ★ [movie ★]

<2005年:米国>

東京を舞台に繰り広げられるスティーブン・セガールのアクションと期待が膨らむ内容ですが、これはセガール映画の中でも最悪の一本ではないでしょうか。
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特に日本人にとって、セガールがしゃべる日本語(なぜか変な大阪弁)は、そのせりふの度に失笑してしまうこと間違いなしです。英語でしゃべっている時はどすの利いたしゃべりなのに、急に図体のわりに甲高いか細い声でしゃべりだすのでこけてしまいます。
日本の俳優は、主役の悪役に大沢たかお、裏社会の大物として寺尾聰と伊武雅刀、他に栗山千明や豊原功輔なども出ていてなかなか豪華です。コロッケまでステージのMC役で出てきます。
日本語と英語がごちゃ混ぜの醍醐味を味わうにはぜひ字幕で楽しんでください。



イントゥ・ザ・サン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD



沈黙の要塞 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD



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ホネツギマン ★ [movie ★]

<1998年製作、2004年初公開:米国>

脚本家であるJ・トッド・アンダーソンが腰痛のためカイロプラクチックに通っていて、それを大好きなプロレスと関連づけるというアイデアで仕上げた脚本がこの作品だそうです。
5分の短編を製作してイディペンデント系のスタジオに売り込んで回り、「変過ぎる」と却下されまくったそうです。
何とか製作にこぎつけたものの、公開されずにいて、何と初公開は6年後の2004年に日本で行われています。
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脚本にコーエン兄弟の弟が関わっているだけのことはあって、脚本はとても凝っていて面白いと思うのですが、演出が脚本についてこれていないというか、どうもテンポが悪くて、せっかくの脚本や登場人物のユニークさが生かしきれていません。
あるいは編集の仕方ひとつでテンポもよくなりもっと面白い作品に仕上がるように思われて仕方がありません。
オープニングがとても良かっただけに、そういう意味で非常に残念感があります。
Trailer ↓


ホネツギマン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • メディア: DVD


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ナショナル・セキュリティ ★ [movie ★]

<2003年:米国>

バッドボーイズに出演しているマーティン・ローレンス主演のアクション映画です。
アクション映画というジャンルですが、これはコメディーです。
アフリカン系米国人の自虐ネタのギャグが満載で、マーティン・ローレンスが演じていることで嫌みのない笑えるものになっています。(といっても吹き替えで観たのですが)
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とにかく適度な安っぽさがほどよく調和している映画です。
ナショナル・セキュリティというのは主人公二人が勤務している警備会社の名前なのですが、米国の警備なんてこんないい加減だという国をおちょくったタイトルともとれます。
あまり迫力あるアクションや、派手な演出は期待せずにコメディーとして観ましょう。
そうすればそこそこ楽しめると思います。(だけど★一つです)
Trailer ↓


ナショナル・セキュリティ (Blu-ray Disc)

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray



ナショナル・セキュリティ

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD



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ショウタイム ★ [movie ★]

<2002年:米国>

ロバート・デ・ニーロとエディ・マーフィーという2大スターの出演料だけでいったいいくらかけてるんだという、莫大な予算(8500万ドル=当時100億円なので、現在公開中のレッド・クリフ並ということ)をかけて制作されたコメディー映画です。
100億円もかけてコメディー映画が制作されたことなど空前絶後と言えるのではないでしょうか?
Showtime_movie_eddie_robert.jpg
それで面白ければ言うことなしですが、今までの刑事もののパロディばかりだし、刑事の現場をTV番組が撮影するというアイデアも、映画上はただ刑事をカメラやクルーが追いかけまわしているだけで、特別そのことによって今まで観たこともないようなカメラワークやアングルがあったりするわけではありません。
ただ事件の解決にTV番組が貢献するわけですが、まぁたいした役割は果たしていません。
とりあえず大スターの出演と大金かけたことを宣伝すれば話題になって観客が入るだろう的な発想で、企画段階ではずいぶん盛り上がったんだろうなぁと想像させられる作品です。
Trailer ↓


ショウタイム 特別版

ショウタイム 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD



「ショウタイム」サウンドトラック

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2002/10/30
  • メディア: CD



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悪霊喰 ★ [movie ★]

<2003年:米国、ドイツ>

あのダークナイトで、完全に主役を食う怪演をしていたヒース・レジャーが主演しているということに興味があったわけですが、やはりこういう宗教がからむ映画は普通の日本人にはかなりわかりづらく、なかなか興味を持ちにくいものです。
ヒース・レジャーはとても存在感があり魅力的な俳優でした。
(キアヌ・リーブスをより力強くしたような魅力ある俳優になったのではないでしょうか。)
こういうった過去の作品を観ても、ヒース・レジャーの早すぎた人生がとても残念です。
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宗教的なものを抜きにこの映画を観るのはちょっと難しいように思います。
なぜなら特別に凄いアクションや特撮、あるいはヒーロー・ヒロインの存在といったものがないからです。
Trailer ↓



悪霊喰

悪霊喰

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



ダークナイト 特別版

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD



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踊るマハラジャ★NYへ行く ★ [movie ★]

<2002年:米国、イギリス、フランス>

主役のインド人を演じているのは実はイギリス出身のジミ・ミストリーという役者です。
子供の頃からインド映画よりも米国のミュージカル映画(グリース)に憧れていて、米国でスターになることを夢見てNYに行くも、ようやくとれた役はポルノ男優。
思わぬきっかけから性の伝道師としてブレイクして、、、
↓ ポルノ映画撮影シーンが何回かありますが、コメディなのでこういったシーンも笑えるものです。
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基本がコメディなので、設定も何もかもはちゃめちゃですが、そのバカバカしさがほどよい映画でもあります。
最後に「卒業」のパロディもあります。
しかし、どういう観客層を狙って制作された映画なのか皆目見当がつかないほどごった煮的映画になっていて、最後はしっかりインド映画的な撮影手法でエンディングを迎えます。


踊るマハラジャ★NYへ行く (ユニバーサル・セレクション2008年第10弾) 【初回生産限定】

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD



マカレナ大行進

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1996/09/04
  • メディア: CD



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シリコンバレーを抜け駆けろ! ★ [movie ★]

<2002年:米国>

99ドルPCという無謀なプロジェクトを陰謀によって任され、かつ成功しそうになるとアイデアを横取りされて、最後には大逆転でハッピーエンドという、まぁ現在のサブプライム問題で崩壊した米国経済とはまったくもってかけ離れた夢物語です。
なんかくだらない映画だなぁと思って観ていましたが、最後の逆転劇などは結構スッキリできる内容になっています。
ヒロイン(彫刻家)の女性はどこかで見たなぁと思っていましたが、途中でMIB2のヒロイン(ロザリオ・ドウソン)であることを思い出してこちらもスッキリしました。
main.jpg
何と本作品は原作もある映画で、原作の中では300ドルPCとなっていますが、映画化の段階でさすがにそれじゃ「できちゃうだろ」となったのか映画では99ドルという設定に変更されています。

シリコンバレーを抜け駆けろ! (角川文庫)

シリコンバレーを抜け駆けろ! (角川文庫)

  • 作者: ポー ブロンソン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 文庫



シリコンバレーを抜け駆けろ!

シリコンバレーを抜け駆けろ!

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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アウトランド ★ [movie ★]

<1981年:米国>

西部劇を宇宙版にして作ってみようという試みです。
(実際、宇宙版真昼の決闘という人もいるようです。)
主演がショーン・コネリーでなければまったくのB級SF映画なのですが、さすがショーン・コネリーが登場するだけで映画の品格があがるところが凄いです。
(未来惑星ザルドスともにショーン・コネリーが出演した数少ない宇宙ものの一本です。)
outland.jpg
ただ、本当に中身は西部劇の脚本をそのまま使ったという感じで(もちろん演出もそれを意識したベタなもの)、展開があまりに見えてしまい面白くありません。
また宇宙空間でのスローなアクションの展開が余計に面白くないものにしています。
やはりスター・ウォーズのように宇宙空間だろうが何だろうが、スピードある動きに音がガンガン鳴ってという演出でないと観ていて面白くも何ともありません。
宇宙を舞台にした映画で、リアルさと演出をどこで妥協させるかは非常に難しく、この作品の時代はそういった試行錯誤が繰り返されてたのではないでしょうか。
Trailer ↓



アウトランド

アウトランド

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD



未来惑星ザルドス

未来惑星ザルドス

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD



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Life天国で君に逢えたら ★ [movie ★]

<2007年:日本>

実話ベースの感動映画なのですが、脚本がいただけないと思います。
原作を読んでいないので定かではありませんが、多分原作を忠実に描こうとしたあまり、2時間程度の映画に収めるのに必死で、映画化して何を伝えたかったのか分からないほどに焦点がぼやけています。
原作を読んでいないだけに、余計に元気だった頃の活躍とか鬱病になってしまう時期の場面はもっと省略してよかったと思ってしまいました。
(↓映画は作り物的すぎるのでご本人のご家族の写真です。)
family.jpg
難病と闘い、前向きに生きる姿は本やTVのドキュメンタリーで描かれる方が余程心に響くと思います。
以前、この原作者=主人公であるプロ・ウィンド・サーファーのドキュメンタリーをTVで観た覚えがありますが、映画ではどうも病気の大変さに関するリアルさにも欠けていました。

天国で君に逢えたら (新潮文庫)

天国で君に逢えたら (新潮文庫)

  • 作者: 飯島 夏樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫



ガンに生かされて (新潮文庫 い 82-2)

ガンに生かされて (新潮文庫 い 82-2)

  • 作者: 飯島 夏樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 文庫






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グッドボーイズ ★ [movie ★]

<2002年:米国>

主演のアイス・キューブはラッパーでもある俳優で、日本ではアナコンダあたりが一番有名な出演作品かもしれません。
また共演しているマイク・エップスはバイオハザードの2作目、3作目に連続して出演しているので、日本では彼の方が顔が知られているように思われます。
アイス・キューブは自ら映画監督もこなす多才さを持ち合わせており、本作では脚本を手掛けています。
アフリカ系アメリカ人の英語を勉強したい人には大変よい教材になるかもしれません。
アクション映画ですが、それほどアイスとマイクのしゃべりが中心となっています。
allabout.jpg
最後に事件も解決、悪者(当たり前ですが悪者はアフリカ系ではない)は全部やっつけて、悪者から奪った大金で最後は遊びまくるぞーで終わるストーリーになっていますが、ある意味観客の期待に全部応えているとも言えます。
入手・発見は相当困難とは思いますが、英語の教材としてどうぞ。(多分スラングだらけです。)
Trailer ↓


All About the Benjamins

All About the Benjamins

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Theatrical Release



アフリカン・アメリカン スラング辞典 (改訂版)

アフリカン・アメリカン スラング辞典 (改訂版)

  • 作者: 泉山 真奈美
  • 出版社/メーカー: 研究社
  • 発売日: 2007/04/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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デイ・アフター 首都水没 ★ [movie ★]

<2007年:イギリス、カナダ、南アフリカ>

超大型低気圧の影響で海面が上昇してロンドンが大洪水に見舞われるという、いわゆる自然災害パニック映画です。
ひたすら水に襲われるわけですが、こういう自然災害に人間はなす術がないなぁと思わされます。
できるだけ山や川や海の近くに住まないようにするとか、大雨の時に近づかないようにするぐらいしかなさそうです。
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水没パニックでは昔のポセイドン・アドベンチャーや、タイタニックといった船舶ものが定番ですが、首都を襲うという設定はユニークではないかと思います。
最後が水門を手動で開けるか、間に合わなければミサイルで破壊かという究極の選択という設定がクライマックスになっているのですが、いま一つ盛り上がりません。
(最初から破壊すればいいじゃないかと思ってしまうので、何か手動で開ける説得力ある必要性が必要です。)
世界各地でこの映画に近い災害は発生しているので、サバイバルの参考に観ておくといいかもしれません。
この映画、現題は"Flood"で洪水というシンプルなタイトルですが、なぜかデイ・アフターとなっています。
まさかあの映画のパクリでしょうか。
Trailer ↓


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